切開フェイスリフトのダウンタイム|経過・期間・過ごし方
ダウンタイムの全体像
強い腫れ・内出血は1〜2週間、つっぱり感や傷の赤みが落ち着くまで数ヶ月が目安の、ダウンタイムの長い外科手術です(個人差あり)。
ダウンタイムの目安は1〜2週間(強い腫れ・内出血のピークは3〜5日、自然な仕上がりに近づくまでは1〜3ヶ月。傷の成熟は半年〜1年。個人差があります)、人前に出られるようになるのは在宅やマスク可の仕事は抜糸後(術後1〜2週間ごろ)が一つの目安です。人前に出る接客・撮影などは2〜4週間以降が無難とされますが、回復には個人差があります。が一般的です。腫れや内出血の出方には体質・施術範囲による個人差があります。
当日〜完成までの経過
手術直後は包帯やフェイスバンドで圧迫固定することが一般的です。麻酔が切れると痛み・つっぱり感が出始め、腫れも徐々に強くなります。当日はほぼ安静に過ごし、頭を高くして休みます。歩行は可能なことが多いですが、激しい動きは避けます。
腫れがさらに増し、内出血が出始める時期です。多くの場合、翌日に診察やガーゼ交換があります。顔が突っ張り、表情を動かしにくく感じます。食事は軟らかいものから始め、安静を優先します。
腫れ・内出血がピーク前後の時期です。青あざが頬から首へ広がって見えることがありますが、多くは通常の経過の範囲です。冷却やケアは医師の指示に従い、外出は最小限が無難です。固定が外れることもありますが自己判断で扱わないようにします。
抜糸の時期にあたります(部位や術式により5〜10日前後が目安)。強い腫れは引き始め、内出血は黄色く変化して薄くなってきます。つっぱり感は残ることが多いです。抜糸後はメイクで隠せる範囲が増え、洗顔・洗髪が許可されることもあります。
目立つ腫れ・内出血はかなり改善してくる時期です。マスクやヘアスタイルで傷を隠しながら日常生活に戻りやすくなります。つっぱり感やしこり、軽いむくみは残ることがあります。軽い運動の許可が出ることもあります。
輪郭の変化を実感しやすくなってくる時期です。細かなむくみや傷の赤み・硬さは残ることがありますが、人前に出ても気づかれにくくなることが多いです。傷あとケアを継続します。
つっぱり感やしこりがほぼ落ち着き、表情も動かしやすくなってくる時期です。傷の赤みが薄れ始め、仕上がりの大枠が見えてきます。感じ方には個人差があります。
傷あとが白く目立ちにくくなり、仕上がりが安定してくる時期です。効果の持続には個人差があり、加齢による変化は進むため、状態は人によって異なります。気になる点は診察医にご相談ください。
バーは腫れの程度の目安です(個人差があります)。
出やすい症状
| 症状 | 頻度 | 出る時期 | 続く期間 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 腫れ・むくみ | 高 | 当日〜翌日 | 強い腫れは3〜5日、落ち着くまで2〜4週間ほど | 顔の下半分や首にかけて広がりやすく、左右差が出ることもあります |
| 内出血(青あざ) | 高 | 翌日〜3日後 | 1〜2週間ほど(黄色く変化しながら薄くなることが多い) | 頬から首、耳の下に出やすく、重力で下方向へ移動して見えることがあります |
| つっぱり感・引き連れ感 | 高 | 当日〜 | 数週間〜2〜3ヶ月ほどで徐々に軽快することが多い | 引き上げた組織が落ち着くまで続きやすく、口を大きく開けにくく感じることもあります |
| 傷あと・赤み | 高 | 術後すぐ | 赤み・硬さは数ヶ月、白く目立ちにくくなるまで半年〜1年ほど | 切開線はこめかみ・耳の前後・もみあげ内に隠れるよう設計されることが一般的です。傷の出方には体質差があります |
| 痛み・つっぱる痛み | 中 | 当日〜数日 | 強い痛みは2〜3日、鈍い違和感は1〜2週間ほど | 処方の鎮痛薬でコントロールできる範囲のことが多いとされます |
| 皮膚の感覚鈍麻・しびれ | 中 | 術後すぐ | 数週間〜数ヶ月(まれに長引くことがあります) | 耳まわりや頬に出やすく、多くは徐々に回復するとされますが個人差があります |
| しこり・硬さ(拘縮) | 中 | 1〜2週間後 | 1〜3ヶ月ほどで軟らかくなることが多い | 傷の治癒過程で一時的に硬く感じることがあります |
| 耳前後・もみあげの違和感 | 中 | 術後すぐ | 数週間ほど | 縫合部のひきつれや、もみあげの位置が一時的に変わって感じられることがあります |
いつから○○できる?(生活の制限)
| 項目 | 解禁の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| メイク | 傷を避けた部位は抜糸後から、傷の上は完全に塞がってから(1〜2週間ほどが目安) | 傷口に直接コスメが触れないよう注意し、医師の許可を確認してください |
| 洗顔 | 抜糸後(術後1週間前後)から、こすらず優しく | それまでは顔まわりを濡らさないよう拭き取り中心に。固定がある間は指示に従ってください |
| 洗髪 | 抜糸後・医師の許可後から | 耳まわりの傷を強くこすらないように。美容院でのカラーやパーマはしばらく控えめにします |
| シャワー | 首から下は翌日〜数日、洗髪・洗顔を含む全身は抜糸後が目安 | 傷を濡らせる範囲は医師の指示に従ってください |
| 入浴(湯船) | 抜糸後・腫れが落ち着いてから(2週間前後が目安) | 血行が促進されると腫れ・内出血が悪化することがあるため、長湯は避けます |
| 飲酒 | 2週間前後(腫れ・内出血が落ち着いてから) | 血行が良くなり腫れ・出血のリスクが上がることがあります |
| 運動 | 軽い運動は2週間前後、強い運動・筋トレは1ヶ月前後からが目安 | 血圧・心拍が上がる運動は内出血や腫れの悪化につながることがあります |
| サウナ・岩盤浴 | 1ヶ月前後(腫れ・傷が落ち着いてから) | 発汗・血行促進で腫れが長引くことがあります |
| フェイスバンド・固定 | 医師の指示する期間(数日〜1週間程度を中心に、就寝時はより長めに指示されることがあります) | 固定は仕上がりと腫れの軽減に関わるとされます。自己判断で外さないようにしてください |
| うつ伏せ・横向き寝 | 腫れと固定が落ち着くまで(1〜2週間ほどが目安)は仰向け・頭高めで | 片側を圧迫すると左右差や腫れの原因になることがあります |
| 髪を結ぶ・耳まわりを強く触る | 傷が落ち着くまで(数週間が目安)は耳まわりを引っ張らない | 傷に緊張がかかると赤みや傷あとが目立ちやすくなることがあります |
| パーマ・ヘアカラー | 傷が落ち着いてから(1ヶ月前後が目安。医師に確認) | 薬剤が傷に触れると刺激や治癒の妨げになることがあります |
痛み・麻酔について
痛みの程度の目安は 中程度。局所麻酔に静脈麻酔(鎮静)を併用することが多く、施術範囲や施設によっては全身麻酔が選択される場合もあります。麻酔方法は範囲・体質・施設の方針により異なるため、診察時にご確認ください。手術中は麻酔が効いているため痛みは抑えられます。術後はつっぱるような痛みや圧迫感が数日続くことがありますが、処方の鎮痛薬でコントロールできる範囲のことが多いとされます。痛みの感じ方には個人差があり、強い痛みが長引く場合や急に悪化した場合は早めに受診してください。
ダウンタイムを短く・楽にするコツ
- 術後数日は頭を高くして安静にし、指示された期間はフェイスバンドでしっかり固定する
- 内出血・腫れを助長しやすい飲酒・激しい運動・長湯・サウナを解禁時期まで避ける
- 塩分の摂りすぎを控え、たんぱく質やビタミンを意識したバランスの良い食事をとる
- 禁煙する(喫煙は血流を悪化させ、傷の治りを遅らせるとされます)
- 医師の指示どおりに内服・通院・抜糸・傷あとケアを行い、自己判断で固定や薬をやめない
- 強い腫れ・痛み・発熱・左右差の急な悪化など気になる症状があれば早めに受診する
リスク・副作用(正直に)
- 血腫(皮下に血がたまる):早期に再処置が必要になることがあり、外科手術のなかでも注意すべき合併症の一つです
- 感染:赤み・強い痛み・腫れの悪化・発熱を伴うことがあり、抗生剤の使用や処置が必要になる場合があります
- 傷あと・肥厚性瘢痕・ケロイド:体質により傷が盛り上がったり目立ったりすることがあります
- 神経損傷:表情を動かす神経が傷つくと、一時的または(まれに)長期に表情が動かしにくくなる、感覚が鈍くなるなどが起こることがあります
- 耳の変形(耳垂変形)・もみあげの後退:引き上げ加減や治癒過程で耳の形やヘアラインが変わることがあります
- 脱毛:切開線付近の毛が一時的または部分的に抜けることがあります
- 皮膚の血流障害・壊死:皮膚の一部が黒ずむことがあり、特に喫煙者でリスクが上がるとされます
- 左右差・仕上がりの個人差:たるみの再発や、期待した効果が出にくい・出すぎる可能性があり、効果や経過には個人差があります
ほかの施術との間隔・組み合わせ
「切開フェイスリフト」と他の施術を受ける場合の目安です。結婚式・撮影などの本番は、傷や腫れが落ち着く時間を考え、少なくとも2〜3ヶ月前、できれば半年前までに受けておくと安心です。余裕をもって医師に相談してください。 同じ施術を繰り返す目安は同じ切開フェイスリフトの再手術や修正は、組織が十分に落ち着く半年〜1年以上あけて検討するのが一般的です。たるみの再発に対する再施術も、医師の診断のうえで時期を決めます。。
| 組み合わせる施術 | タイミング | あける期間 | 理由 |
|---|---|---|---|
| ボツリヌストキシン注射(表情ジワ・エラ) | 要間隔 | 腫れが落ち着く2〜4週間後以降が目安 | 術後の腫れがあると効果判定や注入位置の調整が難しく、手術後の腫れと区別しにくいため、落ち着いてからが無難とされます |
| ヒアルロン酸注入 | 要間隔 | 1ヶ月前後以降が目安 | 手術部位の腫れ・むくみが残る間は仕上がりの判断が難しく、感染リスクの観点からも創部が落ち着いてからが望ましいとされます |
| 脂肪吸引・脂肪注入(顔まわり) | 要間隔 | 手術計画に組み込む場合は同時、別に行う場合は数ヶ月あけるのが目安 | 同じ部位への複数手術は負担が大きく、組み合わせは医師が一括で設計する必要があります。別々に行う場合は回復を待ちます |
| レーザー・高周波などの肌・引き締め治療 | 要間隔 | 傷と腫れが落ち着く1〜3ヶ月後以降が目安 | 創部や引き上げた組織への熱刺激は治癒に影響することがあり、傷あとが安定してからが安全とされます |
| 糸リフト(スレッドリフト) | 非推奨 | 目的が重複するため、まず手術の経過を見て医師と相談 | 同じ引き上げ目的の施術を近接して行うと組織への負担や引き連れのリスクが高く、必要性も含めて診断が必要です |
こんな人に向いています/慎重に
向いている
- 顔・首の中等度以上のたるみへの外科的なアプローチを検討している方
- 糸リフトやヒアルロン酸などの低侵襲治療では物足りなさを感じた方
- まとまったダウンタイムを確保でき、比較的長く続きやすい変化を重視する方
慎重に検討
- まとまったダウンタイム(最低2週間程度)を確保できない方
- 出血傾向のある持病や、コントロール不良の全身疾患がある方
- 禁煙が難しい方(傷の治りが悪化し合併症リスクが上がるとされます)
- ケロイド・肥厚性瘢痕ができやすい体質の方(要相談)
- 軽度のたるみで、より負担の少ない施術で目的を達成できる可能性がある方